親知らずは口臭を招く、その原因と対策法は?

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親知らずは生えてくる人と生えてこない人がいますが、多くの場合が歯の並びの一番奥に控えています。生えてくる時にズキズキと痛みも伴い、親知らずが生えたら抜く人も多いです。

その親知らずは口臭の原因にもなる可能性があります。今親知らずが生えている人、もうすぐ生えてくる人は口臭が悪化しないようにケアをする必要があります。

では、なぜ親知らずから口臭が発生するのでしょうか?そして、その口臭を改善するのはどんな対処法が良いのでしょうか?

親知らずで口臭が起きる理由

161113-2親知らずで口臭が起きる原因は、主に3つが考えられます。その3点について、順に説明していきましょう。

親知らずの周りがきちんと磨けていない

親知らずが生えてくる部分って歯磨きの時に磨きにくいなと感じたことはありませんか?どこの親知らずも奥の方に生えるので、つい磨けずに放置されていることもあります。

しかし、実は親知らずの周りはどこの部分よりも食べかすが詰まりやすい場所なのです。歯ブラシなどを使ってもうまく取れず、いつの間にかそのままになっているパターンも多いです。

食べかすが残っていると血液と混じり、悪臭を放ちます。そして口臭となって出てきます。食べかすは細菌のエサとなり、細菌がプラークと呼ばれるネバネバしたものに変わりガスを発生させて、そのガスが口臭となってくるという流れになります。

磨くのが難しい親知らずですが、他の歯よりも丁寧に磨いておかないと口臭の原因になってしまいます。何か口にしたあとはきちんと磨くのを徹底して、奥の親知らずまで届くようにしたいです。

親知らずが虫歯になっている

親知らずは一番奥にあるので磨きにくいという話をしました。そして、きちんと磨けていないと虫歯になります。ちょっと痛いなと思って鏡で見たら、灰色っぽく色が変わっているかもしれません。虫歯になっているサインです。

親知らずが虫歯になると虫歯菌がガスを発生されるので、これが口臭の原因となります。そして、虫歯菌だけでなく虫歯が奥まで浸透していくことで、神経が死んでしまい膿がたまるので膿からも悪臭が出るようになります。

虫歯になりやすい特徴を持っている親知らずと、悪化すると神経にまで到達してしまうことがある点を知って、虫歯にならないようにケアをしないといけません。

歯茎がかぶさり膿が出ている

親知らずといえばきれいに生える確率の方が低いと言われている歯です。実際に80%以上の親知らずが斜めに生えてきたり、歯茎に埋もれた状態になっていたりします。

埋もれた状態の親知らずは汚れがたまりやすいので口臭の原因にもなります。そして、親知らずが生えている最中は下から盛り上がって出てくる親知らずのせいで、歯茎が腫れやすくなります。

親知らず部分の歯茎が腫れていても食事の際には噛む時に歯が当たることもあります。歯が歯茎に当たることで、膿が出やすい状況になり膿の臭いが口臭となって現れるケースもあります。

親知らずの生え方と歯茎の様子を確認して、噛み合わせのときに負担がかかっていないかどうかもチェックしておきましょう。痛いのをそのまま我慢していると膿が出やすくなり、口臭として感じやすくなります。

親知らずは自分で見るのは難しい部分の歯ですが、異常が起きていないか日頃からよく見ておいた方が良い歯なのです。

親知らずからの口臭の対策

161113-3親知らずから口臭が発生する原因は1つに限らず、いくつか存在していました。親知らずがどんな生え方をするかによっても状況は異なるので、自分の親知らずの様子はしっかり把握しておくことも大切です。では、親知らずから口臭が発生している時はどんな対策を取れば良いのでしょうか?

親知らずもしっかり丁寧に磨く

親知らずから口臭を発生させないための基本としては、親知らずもしっかり磨くことです。親知らずの周りは非常に汚れが溜まりやすいです。今までと同じ歯磨きのやり方では汚れが取れていないままになっているかもしれません。

そこで通常の歯ブラシでは親知らずの部分まできれいに磨くのは困難なので、細かい歯ブラシを使ってピンポイントを確実に磨けるようにしたいです。

この時に先端が尖った鉛筆のような形の先になっているタフトブラシが使いやすいでしょう。先端が尖って三角形になっているので、親知らずの周りの歯磨きがしやすいです。しっかり歯茎を磨くように差し込んでみましょう。

最初磨いている時に血が出るかもしれませんが、汚れが取れてくると歯茎は引き締まるのでいつの間にか出血も止まります。最初出血している期間は汚れが溜まっていてそれを除去している証と思っても良いでしょう。

体を健康に保つ

口の中には常に細菌が存在します。細菌があっても私たちは唾液を分泌して細菌を流しています。しかし、口の中のバランスが崩れると虫歯や歯茎の腫れが発生し、口臭へと変わっていきます。

そこで、体の抵抗力をつけて丈夫にしていくことが大切です。規則正しい生活を送って食事や睡眠をしっかり取り、体を健康に保つようにしましょう。

特に風邪をひいた時は抵抗力が弱っているサインですが、口臭も発生しやすいです。親知らずを丁寧に磨くのにくわえて、日頃の生活習慣も改善していくべきです。

体が丈夫で健康的であれば口内のトラブルも少なくなり、親知らずがあっても口臭がひどくて悩むことは少なくなるでしょう。

虫歯をきちんと治す

虫歯菌から悪臭が出て口臭になる流れは多いです。虫歯になりやすい親知らずが生えていると、その分口臭が発生する確率は高まります。そこで、まずは虫歯になっていないか確認をして虫歯がある場合はしっかり治しましょう。

親知らずが虫歯になっていると治療がしづらいので親知らずを抜きましょうという流れになることもあります。親知らずを抜くとなると大変な作業になるので、最初から虫歯にならないようにケアも必要です。

すでに親知らずのあたりが痛んで色も黒ずんで見える時は、すでに虫歯になってしまっているので早めに歯科に行って治療を受けましょう。親知らずはできるだけ虫歯にならないように注意をし、おかしいと思ったら時間を見つけて早めに病院に行くことで悪化させずに済みます。

まとめ

まとめ親知らずは生えるかどうか人によって異なりますが、生えてくるとケアを丁寧に行わないといけない歯になります。

親知らずから口臭になる原因としては

  1. 親知らずの付近がきちんと磨けていない
  2. 親知らずが虫歯になっている
  3. 歯茎がかぶさり膿が出ている

の3つの点が大きいと考えられます。

その上で親知らずから口臭が出てしまわないようにするために、丁寧な歯磨きを心がけましょう。通常の歯ブラシでは親知らずの生えている部分をきれいに磨くのは難しいので、先が尖って狭い部分も磨きやすいタイプの歯ブラシを選ぶと良いです。

そして、体の抵抗力をつけて口内に細菌を発生させないようにしましょう。そのためには規則正しい生活が大切です。

虫歯がある場合は親知らずであっても歯科で相談して治療に移ります。親知らずは通常の歯の治療とは違い複雑で時間を要することもあるので、早めに相談しておくと計画も立てやすいでしょう。

親知らずが生えてきている時は様子を慎重に見ながら、虫歯にならないようにケアを丁寧に行いましょう。生え方も人によって異なるので歯の磨きやすさも変わってきますが、できるだけきれいに磨けるようにしましょう。