口臭は遺伝しないと思っていませんか。口臭は遺伝します!

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もし今自分の口臭を気になっていて、その口臭が遺伝によるものだとわかったらどう思いますか?親を責めてしまうこともありますし、遺伝する口臭なんて本当にあるの?と疑いの気持ちで見てしまう人もいるでしょう。

しかし、口臭にはたくさん種類があると言われている中、本当に遺伝する口臭もあったのです。

遺伝する口臭には主に2種類ありますが、口臭が気になる時には単純に遺伝の問題だけでなく生活習慣や体質なども関係しています。

遺伝する口臭がある事実はショックですが、どんな臭いを発する口臭が遺伝性のものなのでしょうか?ここでは遺伝する口臭の種類から、遺伝以外の面で親子で口臭が似てくる理由についても触れていきます。

遺伝する口臭の種類

161114-2遺伝する口臭には以下の2つが挙げられます。聞いたことのある名称もあれば、あまり聞きなれない名称も含まれるかもしれません。しかし、遺伝する口臭は確かに存在するので、どんなものがあるのか把握しておきましょう。

魚臭症

魚臭症は口や体から魚の生臭い臭いがしてくる症状です。男性よりは女性に多い症状となっているので、女性にとってはなってしまうと厄介な病気です。

体内の酵素の働きが弱まることでトリメチルアミンという物質をきちんと分解できなくなり、魚臭症となります。通常健康であればしっかり分解して臭いを感じずに終わるのですが、魚臭症の場合は代謝が正常に行われないので臭いが残ったままになります。

女性に魚臭症が多いのは女性ホルモンの関係や便秘によって腸内環境が乱れている点が原因として挙げられます。女性はホルモンバランスが乱れる時期があり、それによって口臭も左右されるので注意したいです。

魚臭症は本当に魚の臭いが口からしてきます。人と話す際にも気になってしまい、仕事や家庭、人間関係においても支障となってきます。遺伝性の口臭であるために仕方のないことですが、対策を取って周りに口臭を気づかれないようにしたいですね。

溝状舌

魚臭症は遺伝性の口臭の定番ですが、この他にも溝状舌と言われるものがあります。舌という言葉が含まれていることから、舌に何か遺伝しているものがあるのかなと想像する人もいるでしょう。

溝状舌は「こうじょうぜつ」と呼びます。その名のとおり、舌に溝ができている状態をさします。

普通健康的な舌には溝はありません。しかし、溝状舌では舌の表面にたくさんの溝が見られます。溝の特徴としては左右に同じようにしてできており、溝の深さは場所によって異なります。

薄くスジが入っている程度の溝もあれば、深く切り込みが入ったように溝ができている場合もあります。この溝状舌には先天的なものと後天的なものとがあると言われています。溝状舌については特に治療が必要と言われているわけではありませんが、溝部分に細菌が入り込んで繁殖しやすくなるので口臭が出やすいです。

溝状舌が遺伝の特徴として現れ、溝に細菌が入ることから口臭となってくるという流れになります。自分の舌に溝があるなんて確認したことのある人も少ないと思いますが、これが原因で口臭が改善されないのかもしれません。

一度溝状舌になっていないか、確認してみると良いでしょう。溝が深ければより口のケアを丁寧に行う必要があります。

親子で体質が似るていると口臭も似ている

161114-3口臭の中には遺伝性のものもあり、やはり人によっては口臭も遺伝するものなんだと知る人もいると思います。そして、遺伝と口臭の関係については、親子で体質が似るというのもポイントになります。

その体質についてはどんな点が挙げられるのか以下に記していきます。

1.溝状舌のように舌の形が遺伝したために口臭の原因になっている

目の大きさや鼻の形などが親から遺伝するのと同じように、舌の形も遺伝します。舌の形が溝状舌のように溝ができやすい状態であれば、その分口臭が発生する確率も高くなります。

2.臭い玉ができやすい扁桃腺を持っている

臭い玉は膿栓と呼ばれ、扁桃腺のくぼみにできる白い塊です。くしゃみを勢いよくしたときなどに口の中から白い塊が出てきてびっくりした経験をした人もいると思いますが、あれが膿栓です。

この膿栓(臭い玉)はできやすい人とそうでない人がいます。扁桃腺の大きさや形によっても臭い玉ができやすいかどうかは分かれてくるというので、扁桃腺が遺伝すると考えると臭い玉の有無も遺伝によって左右されてきます。

3.歯周病や虫歯になりやすい体質

お菓子をたくさん食べているのに虫歯に1本もなったことのない子供がいるという話はたまに聞きます。その反対にちょっとしかお菓子を食べていないのに検診の度に虫歯で引っかかるという子供もいます。

この虫歯や歯周病になりやすいというのも遺伝による体質と思われます。体質的に唾液がたっぷり分泌されていれば虫歯になりにくいですし、親が虫歯になりやすいので歯磨きを徹底していると歯のトラブルを予防できるでしょう。

4.蓄膿症になりやすい

蓄膿症については片親または両親が蓄膿症である場合、その子供に遺伝する確率が高いと言われています。

遺伝により鼻の構造が似るという点も関係しているでしょう。そして家族は同じ生活習慣だと思うので、ここからも蓄膿症になりやすいと言えます。

蓄膿症の臭いは独特と言われ悪臭を放つので、遺伝とはいえ実際にかかると臭いに耐えられないという人もいるほど強烈なので耳鼻科で診てもらって早めに治療を始めるようにしましょう。

体質は生まれ持ったものなので本人に責任はありません。しかし、臭いとなって感じるようになると対策を始めないといけません。まずは、自分の口臭が何が原因で発生しているのか突き止めましょう。

親子だと同じ口の病気にもなりやすい

161114-4親子で体質が似るのは遺伝の問題というのはよく理解できます。そして、親子の場合は同じような口の病気にもなりやすいです。

口の病気とは虫歯や歯周病を指します。親に虫歯や歯周病があると、その子供もかかりやすくなります。これは、親が感染元となるからです。

生まれたばかりの赤ちゃんは無菌状態と言いますが、親子で一緒にいる中で食事をともにしたりキスなどのスキンシップを行うことで虫歯や歯周病の菌が感染します。体の抵抗力も関係してうつりやすいかどうかも変わってきます。

また、アレルギー性鼻炎が一部口臭の原因になると言われますが、このアレルギーについても遺伝する場合があります。胃が元から弱いという体質も親から子へ遺伝しやすいと言われているので、口臭がきつくならないように気をつけたいです。

まとめ

まとめ口臭の中には遺伝によって発生するものもあります。

主に、魚臭症や溝状舌は遺伝します。また、その他にも口臭が遺伝すると言われているのは、親子で体質が似てくるからです。同じように生活をしているわけですし、生まれ持った体質と生活環境によって親子の状態は似るようになります。

さらに、口の病気でみなさんがよく知っている虫歯や歯周病は親から子へ感染していっています。今小さなお子様がいらっしゃる家庭では子供が口の病気にならないように親の接し方に注意してみましょう。

遺伝とはいえ口臭がひどくなると自信を失ってしまいます。人と話すのが苦手になり、周りに口臭のことを言われているのではと思うと何においてもやる気がなくなってしまいます。

悪い方へ進んでしまう前に、口臭の原因を知って対策を取るようにしましょう。