口腔ケアを安全に行うために4つのポイント!!

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口腔ケアは要介護者が受けるケアお1つとして知られています。よって、介護士たちは口腔ケアに関する知識や手順をしっかりと身につけて、口腔ケアにあたっていることでしょう。

その口腔ケアは一人ひとりの体調によっても慎重に行う必要があります。口腔ケアを安全に行うためには4つの点に注意してもらいたいと思います。

ここでは、口腔ケアを安全に行うために必要とされている4つの事項について詳しく説明していきます。すでに知っている人ももう一度おさらいしてみてください。

口腔ケアを安全に行うために

161118-2口腔ケアを安全に行うために必要とされている項目を並べて、それぞれの点について詳しく理由などを書いていきたいと思います。

自分で磨く場合には姿勢を正すこと

介護の現場で毎日実施されている口腔ケアですが、施設に入所されている方はみなさん容態が違います。一人で自由に歩いて行動できる人もいれば、車椅子でトイレや食事などすべてを介助してもらわないといけない人もいます。

そこで、自分で磨けるという人が口腔ケアを行う場合にはまずは姿勢を正すことから始めましょう。

自分で歩行できる方は立って行う際には後ろに倒れないように支えるようにし、座って行う時には椅子に座ってもらいましょう。

自分で磨けるけれど車椅子での移動になる人は、足にしっかり力が入るように土台をきちんとしたいです。車椅子につける専用のテーブルもあるので、設置してしっかり肘を安定させてから行うと良いでしょう。

ベッドから起き上がって口腔ケアをする時には、上半身を起こして膝の下にクッションを入れて両足がしっかり床につく状態にし、腕は安定のために肘置きやつかまる場所があるとより安全です。

本人が自分で磨けるという場合にも、どのような状況で口腔ケアを行うかによって道具や姿勢を正すようにしましょう。自分で磨いていてもうっかり事故が起きてしまう可能性もあります。小さな事故も防ぐためには安全性を確かめてから口腔ケアを行いましょう。

自分で磨けない場合には安定した姿勢で

自分で磨けない場合には、さらに細かい準備が必要となります。まずは介護者が安定した体位になるように設置をしないといけません。

椅子に座って口腔ケアをする際には、介護者が要介護者の後ろに立つようにし、胸で要介護者の頭を支えておきましょう。そうすればぐらつくことなく口腔ケアができます。

もし起き上がることができずベッドで行う場合には、掛け布団を背もたれ代わりに活用してしっかりとベッドの脇に座っていられる状態を作りましょう。ベッドの枠を持つようにすると、より安定した姿勢で口腔ケアができます。

上半身を起こして掛け布団にもたれかかっている時も床には両足がしっかりとつくようにしておきましょう。足のバランスが悪いと口腔ケアをしている最中にふらつくこともあります。

自分で磨けない場合には、介護者がより慎重に口腔ケアを行うことになります。安定した姿勢になるように口腔ケアを始める前の準備をより徹底したいです。

自分で磨けず、体位もきちんと取れない場合は?

自分で磨くことができず体位もきちんと取れない場合には、どのようにして口腔ケアを行えば良いのでしょうか?

体位を正しく取れない時は、寝床での口腔ケアになります。この時にベッドがリクライニングできるものであると便利です。完全にうつぶせの状態での口腔ケアは、誤嚥の可能性が出てくるので危険です。

少し上体を起こせるようにベッドの高さを調整してください。目安となる高さは、舌と床が平行になるくらいと言われています。ベッドの高さの調整は細かくできるように作られているので、いきなり急角度にするのではなく10度、15度と徐々に高さをつけていきましょう。

この時に介護者の様子もしっかり見ておく必要があります。

そして、もしもベッドの高さが調整できないタイプであれば、寝転んだ上体から体勢を横向きに変えてもらいましょう。

これも誤嚥を防ぐために必要な姿勢となります。きちんと横を向いている状態で、まめに様子を確認しながら口腔ケアを行いましょう。

声がけも忘れずに行う

口腔ケアを行う上で最も大切となってくるのが、要介護者の不安と誤嚥を防ぐことです。介護者が口腔ケアの手順を済ませて始めていても、要介護者はいきなり不安に襲われることもあります。また、予期せぬ行動に移ることもあります。

そこで、介護者は口腔ケアを始める前に必ず声がけを行いましょう。「○○さん、今から口腔ケアを始めますよ」という一言があるだけでも、心構えができるでしょう。さらに次の手順に移る際にも、「今から口の中を拭いていきますよ」、「ブラシで歯を磨いていきますよ」といった声がけは行いましょう。

口腔ケアの最中には内容が変わるその都度に声がけを行うようにし、要介護者の不安を取り除きながらケアをしていきましょう。

口腔ケアをしている最中にもうっかり眠ってしまう方もいます。そんな時もまめに声がけをしていると誤嚥も予防でき、事故を防ぐことができます。声がけは口腔ケアにおいてはとても大切です。

口腔ケアを介助する側の知識も必要

161118-3口腔ケアをより安全に行うために要介護者の状態に合わせて正しい姿勢を取ることが大切であり、さらにこまめな声がけも口腔ケアによる事故を防ぐために必要なことです。

そして、口腔ケアに関する知識も介護者がしっかりと身につけておく必要があります。

たとえば口腔ケアをより効果的に行うためには以下の手順が理想的と言われています。

  • うがいをして入れ歯の清掃
  • 粘膜や歯の清掃
  • 舌の清掃
  • 歯ブラシストレッチの後にうがいで終了

大まかな流れは上のようになっているので、まずはこの流れをマスターするのが介護者の役目になります。そして、口腔ケアに使用する道具の使い方も把握しておかないといけません。

その他には力を入れすぎないように優しく磨く、より細やかに口腔ケアができるように顔を支えながら行う、磨き残しが起こりやすい箇所を把握しておくといった点に意識してもらいたいです。

基本の手順以外にも細かい点を把握しておくことで、要介護者が安心して口腔ケアを受けることができます。快適な口腔ケアを続けるためにも介護者の口腔ケアに関する知識は必須となってきます。

まとめ

まとめ口腔ケアをより安全に行うためには介護者の知識と要介護者の状態に合わせた姿勢の取り方が大事だということがわかります。

自分で磨く場合には?
  • 安定して磨ける姿勢を保つこと。
  • 立つ場合には後ろで介護者が支えるようにする。
  • 車椅子の時は両足を土台につくようにする。
自分で磨けない場合には?
  • 要介護者がきちんと頭を支えてあげる。
  • ベッドに体を起こしてする場合はベッドに安定して座れる状態を作る。
自分で磨けず体位も取れない場合には?
  • ベッドで横向きになって行う。
  • 舌と床が平行になるくらいの角度にまでベッドを傾けてから行う。

 

そして、口腔ケアを行う介護者が知識を得ておくことも大切です。声がけをしながら口腔ケアに関する知識も得ておくと、安全で快適な口腔ケアができるでしょう。要介護者が安心して口腔ケアを受けられるように、介護者は日々勉強を重ねておく必要があるのです。

口腔ケアを安全に行うために実施すべきことは1つにとどまりません。日々口腔ケアの知識を得ながら、より完璧にできるように努力してみましょう。