ピロリ菌と口臭にはこんな関係があった!

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ピロリ菌といえば胃の粘膜に住んでいる細菌で、ピロリ菌が体内にあると胃や十二指腸の病気の原因にもなるので少なくした方が良いと言われます。

そのピロリ菌の数は人によって異なり、どんな影響を及ぼすかという点についても個人差があります。

そして、今ピロリ菌が口臭にも関係してくるという事実が明らかになりました。口臭といえばその日の体調や食べたもの、口の中の状態によって発生するものと思われがちですが、実はピロリ菌も関係していたのです。

さっそくピロリ菌と口臭の関係、ピロリ菌を除去する方法などを解説していきます。

ピロリ菌が引き起こす口臭とは?

161123-2ピロリ菌が引き起こす口臭とはどのようなものなのでしょうか?そしてなぜピロリ菌から口臭が発生するのでしょうか?

ピロリ菌が胃の中に多くあると、胃の不調を招きやすくなります。代表的なものには消化不良が挙げられます。消化不良が起きると胃の中に食べたものが一部残っており、発酵を始めます。

この発酵した時に臭いの原因となる物質が作られてしまいます。卵の腐ったような臭いがするといいます。口臭にもいろんな臭いのタイプがありますが、卵の腐ったようないわゆる腐敗臭は一番きついので、ピロリ菌が関係しているのなら除去をするべきです。

卵の腐った臭いがわかりにくい人はたくあんのような臭いと表現することもあります。口臭の中でもきつい臭いの部類に入ります。

この臭いの元となる物質は胃壁を通って血液に入り込み、やがて全身をめぐります。この物質が杯に届くと呼吸にまで伝わり口臭となります。

さらにピロリ菌はウレアーゼという酵素を作り出します。この時に胃の中の尿素を分解してアンモニアを生成するので、このアンモニアも口臭と関係しているのではと考えられています。

ピロリ菌を除去すれば安心?

161123-3ピロリ菌から口臭が発生している場合には、胃の中にあるピロリ菌を除去すれば大丈夫です。そこで、ピロリ菌の除去を始めるにあたってどんな方法を取れば良いのか以下に記しておきます。

まずは病院で検査を受ける

自分の胃の中にどれぐらいのピロリ菌があるかは自分で見ることはできないので、検査を受けるしかありません。そこで、ピロリ菌の検査を受けに病院に行きましょう。総合病院であればピロリ菌の検査を受けることができます。

ピロリ菌を調べるための検査は1種類だけでなく、いくつか種類があります。血液や尿検査、便の状態や呼気を調べてピロリ菌の状態を確認します。

中でもよく用いられる検査法が、尿素呼気試験法です。この試験法では尿素を配合した検査薬を飲んでから約20分後に息を吐きます。薬を飲む前と飲んだ後とで、息の状態をチェックします。

検査薬を服用して時間が経過したらうがいをして、胃の中に検査薬を広げるために体の左側を下にして5分ほど横になります。その後15分ほど経過したら体を起こして胃の中の化学反応を待ちます。

30分もあればできる検査法なので、ピロリ菌について気軽に検査を受けてみたいという時におすすめです。

ピロリ菌はウレアーゼという酵素を分解してアンモニアと二酸化炭素を生成していると考えられています。この二酸化炭素は呼気に含まれるため、検査薬を使用するとピロリ菌の有無が確認できるという仕組みになっています。

胃や十二指腸の病気を予防するためにもピロリ菌の有無を検査で確認してもらいましょう。

ピロリ菌を除去する薬を処方してもらう

検査によってピロリ菌がどれぐらいあるかわかって多いと診断されたら、次にピロリ菌を除去する方法をとります。では、ピロリ菌はどうやって除去できるのでしょうか?

ピロリ菌の除去には、薬を利用します。2種類の抗菌薬に胃酸の分泌を抑える薬の合計3種類の薬を一定期間服用します。1日に2回、飲む期間は1週間です。たった1週間でピロリ菌の数を減らせるのにも驚きですね。

薬を飲む期間を終えピロリ菌が無事に少なくなったら、しばらくは安心して過ごせます。しかし、定期的にピロリ菌の様子を確認しておきたいので、3ヶ月後くらいにまた検査を受けましょう。

正しく薬を飲んで過ごすとピロリ菌は約75%が除去できると言われています。もしもピロリ菌が減っていなかった場合には、さらに薬を飲み続けます。もう1週間追加で薬を続けます。

2回目の薬を飲み終える頃にはなんと95%ものピロリ菌が除去できるというので、きちんと検査を受けてピロリ菌を除去しておくと口臭にもならずに済みます。

毎日の食事でもピロリ菌を除去できる

ピロリ菌を除去するためには専用の薬を利用すると短期間で減らせるので便利です。気軽に検査を受けて薬を飲むだけでピロリ菌を減らすことができるので、ピロリ菌からの口臭も早くに解決できます。

そして、ピロリ菌は普段の食事の中でも減らすことができます。

ヨーグルト

161123-4ヨーグルトにもいろいろありますが、中でもLG21という乳酸菌を含んだヨーグルトがピロリ菌を減らしてくれます。これは実際にピロリ菌を持っている人に実際に食べてもらったところ、数が減ったという結果が出ています。目安は1日にヨーグルトを2個食べると効果的だと言われています。

ココア

161123-5ココアといえば便秘に良いイメージがありますが、実はピロリ菌除去にも有効です。ココアにはカカオFFAが含まれており、これがピロリ菌の細胞膜を攻撃し死滅させる働きがあります。ココアなら普段からおいしく飲めるので、ピロリ菌除去にも役立つのなら一石二鳥でしょう。

梅干し

161123-6クエン酸たっぷりで疲労回復にぴったりな梅干しはピロリ菌除去にも活躍してくれます。梅干しに含まれる梅リグナンという成分が、ピロリ菌の働きを弱めて増殖するのを防ぎます。

ハチミツ

161123-7ハチミツにもいろいろ種類がありますが、特に抗菌作用に優れているマヌカハニーがピロリ菌除去には効果があります。マヌカハニーは美容においても注目されているハチミツなので、今ではよく見かけるようになりました。1つ持っておくとピロリ菌除去にも活用できます

ブロッコリースプラウト

161123-8ブロッコリーよりも他の野菜よりも栄養価が高いと言われているブロッコリースプラウトは、スルフォラファンという成分を含んでおりピロリ菌を除去します。サラダでブロッコリースプラウトを食べても良いですが、毎日しっかりと取りたいのならサプリメントもおすすめです。

このようにピロリ菌は普段の食事でどんなものを食べるかによっても数を減らすことができるのです。

まとめ

まとめピロリ菌は胃腸に関する病気のリスクを高めるので、できるなら少ない方が良いです。そして病気だけでなく日頃の口臭にも影響してくるので、できる限り減らしたいです。

ピロリ菌から口臭が発生する原因
  1. 消化不良によって臭いの元となる物質が生成される
  2. アンモニアの生成もピロリ菌からの口臭と関係している

検査をするとピロリ菌は短期間で減らせるので、気になる人はまずは検査を受けることから始めましょう。そして、薬を利用するとピロリ菌は減ります。

また、日々の食事の中でもピロリ菌を減らす効果があると言われているLG21乳酸菌を含んだヨーグルトやハチミツ、梅干し、ココア、ブロッコリースプラウトなどを利用してみましょう。