口腔ケアって一体どんなことをするの?

161127

口腔ケアという言葉を聞いたことはありますか?主に介護の現場において耳にする言葉であり、普段健康に自分で体を動かして活動していり人にとっては、馴染みが少ないかもしれません。

口腔ケアは口の中の健康を保つためだけでなく、人間関係や人生においても大切な役割をしているといいます。

ここでは口腔ケアの目的や実際にどのようなケアをしていくのかという方法について詳しく説明していきます。

口腔ケアとは?

161127-2口腔ケアとは何のために行われるものなのでしょうか?ここではまず口腔ケアの目的や重要性について考えていきます。

口の中を健康的に保つためのケア

口腔ケアとは口のケアになります。口の中の状態はきちんとケアをすればするほど健康的になっていくといいます。そこで、いつもの歯磨きにプラス丁寧なケアを加えることで、より歯や口の中を健康的に保とうという目的があります。

口腔ケアはたった一度で完了するのではなく、毎日習慣にして続けることが大切です。丁寧にゆっくりと口の中全体をきれいにするのが口腔ケアなのです。

普段毎日しっかりと口腔ケアを行っているという人は少ないでしょう。みなさん歯ブラシで歯を磨いて終わりだと思います。しかしこれでは歯垢や隙間に詰まった小さな食べかすが残ったままになるので汚れの原因となって蓄積されていきます。

口腔ケアをしている人としていない人とでは口の中の状態は全然違います。方法を自分で調べて実践するだけでも口の中の健康を維持できます。

また、介護の現場においては病気や人間関係を改善するためにも口腔ケアが行われます。一人では難しい場合には介助があり、丁寧な口腔ケアを実施しています。口腔ケアは口臭の予防にもつながるので、ぜひ一人でも多くの人に実践してもらいたいケアとなっています。

食事や人とのコミュニケーションが楽しくなる

口腔ケアは自分の体を健康的に保つだけではなく、生きる楽しみも見いだせるものです。その生きる楽しみの中でも、食事と人とのコミュニケーションという2つの大きな点が改善されるでしょう。

まずは、食事の点から見てみましょう。たとえば、口の中に虫歯や歯周病があると食事においても好きなものをおいしく食べることができません。食事は誰かと会話をしながらおいしく食べるのが理想的であり、食べ物をおいしいと言って食べるのは体にも良いことです。

さらに、人とのコミュニケーションも楽しくなり毎日が充実します。もし自分から口臭がしていたりすると人と話すのも億劫になり引きこもりがちになるでしょう。

しかし、きちんと口腔ケアをしてきれいな口の中を維持していると、いつどんな人と接ししても安心ですし人とのコミュニケーションに生きがいや楽しみも発見することができるでしょう。

たかが口腔ケアではなく、人生の中での充実度も左右するほど大切なケアとなっています。

口腔ケアの方法

161127-3やっていると人生をより楽しむことが出来る口腔ケアですが、具体的にはどんなことをすればよいの?と思っている人もいるでしょう。そこで、ここでは口腔ケアについて方法を紹介していきたいと思います。

口のチェック

口腔ケアではまず口の中の状態をチェックします。

自分でできる口腔ケア、つまりセルフケアにおいてはまず大事なのが、自分に合った適切な歯ブラシを使った食事をした後に毎回丁寧に磨くことです。

さらに歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスといった歯をきれいにするケアも加えてみましょう。この2つのグッズを使用することで歯垢や歯石を溜めずに済みます。どちらも薬局の歯ブラシコーナーで手に入るので見つけたら買っておくと口腔ケアを自分で行う際に利用できます。

その他には鏡で歯を1本1本見ながら、虫歯などの歯の異常がないか確認するのも大切です。異常が発見されたら歯科に行って治療を受けることができます。歯のチェックすらやっていなかったら自分で気づく確率は低くなるので、自分の歯を一度じっくりと観察してみましょう。

介護が必要な人の場合は、介護をする側の人が丁寧なケアを心がけていきたいです。特に自分で手を動かして行う歯のケアが難しい人には口腔ケアをする必要性が出てきます。

介護の場面以外でも口腔ケアはぜひみなさんでやってもらいたいケアです。まずはセルフチェックから始めて異常がないか確認してみてください。

顔のマッサージ

口腔ケアはただ口の中の状態を確認してケアをするだけではありません。顔のマッサージも口腔ケアに含まれます。顔のマッサージを行うことで口の周りだけでなく顔全体の筋肉を動かすことができ鍛えられます。

顔のマッサージは以下のような手順でやってみましょう。

  1. 両手で顔全体を包み込む。
  2. 手のひらで後ろから前に回しながら口の周りをマッサージする。くるくると円を描くように優しくマッサージするのがポイント。
  3. 次に両側の頬に移り、2と同じ要領でマッサージを行う。
  4. 最後にこめかみまで上がってきて同じようにマッサージを行う。

くるくると後ろから前に回しながら口から順に頬やこめかみまで上がってくるという、とても簡単なマッサージ法です。

また、このマッサージの時に中指と人差し指を使ってこめかみを3秒ほど押すのもおすすめです。3秒を3回行ってみましょう。グーっと押される感覚が気持ちよく、介護の現場においてもみなさん喜んでくれます。

顔のマッサージは簡単な内容ですが毎日続けて実践していると筋肉が鍛えられて、口腔ケアにつながります。顔のたるみやシミ予防にも効果的なので、美容のためにも口腔ケアは大切だと言えるでしょう。

口の中の掃除

口腔ケアにおいては口の中といってもただ歯や舌をきれいにするだけでは終わりません。口の中全体を細かく掃除する必要があります。

口の中の掃除を行う際には、まず必要な道具を揃えることから始めましょう。綿棒やガーゼ、スポンジ、粘膜用ブラシなど、口腔ケアに便利な道具があります。一通り揃えておくと口腔ケアをより確実にできるでしょう。

口腔ケアでは特に口腔粘膜の掃除が大事と言われています。そこでブラシやスポンジ、ガーゼなどに水をふくませて、口の粘膜をきれいにぬぐうようにして掃除を行います。

うがいをきちんとしていてもガーゼなどで拭ってみると汚れがつく場合があります。口腔ケアを行う際には粘膜をきれいに掃除する点も欠かせません。

また普通の歯ブラシでは粘膜を傷つけてしまうので、粘膜用ブラシが便利です。優しく磨くと粘膜を清潔に保つことができます。

口の中の掃除は部分によって使いやすい道具を選ぶのもポイントです。自分でできる場合には道具を使い分けながら鏡で様子を見てできるでしょう。介護が必要な人は口腔ケアをする人が少し難しく感じるかもしれませんが、声掛けをしながら口をしっかりと開けてもらい掃除をできるようにしたいです。

口の中の掃除には道具を揃えるとやりやすいこと、粘膜をきれいにするのが大事ということを覚えておきましょう。

まとめ

まとめ口腔ケアはいつもの歯磨きとは違う丁寧なケアになります。毎日細かく口腔ケアに時間をかけるのは大変ですが、できることから続けると良いでしょう。まずは、歯ブラシだけで歯を磨くのではなく、歯間ブラシなどを活用して歯と歯の隙間もきれいに掃除してみましょう。

そして、口腔ケアには顔のマッサージやさらに細かい粘膜の掃除も含まれます。これらは特に要介護者には必要なケアとなってくるでしょう。自分で口腔ケアができない人には介助が必要です。

口腔ケアの目的をしっかりと把握し、正しくケアを行えるようにしていきたいです。