病的口臭は甘く見ないで!原因を追求してケアを始めよう

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口臭は口の中が不衛生で起きているだけではありません。多くの口臭が歯や舌といった口の中が原因で発生しているのですが、病的口臭の場合は内臓系に何か病気が隠れていて、そのために口臭となって現れていることがあります。

病的口臭という名称から口臭の中でも気をつけるべきものに入り、放置しておくと体に悪影響をもたらします。

ここでは病的口臭について原因や対策法を詳しく解説していきます。

病的口臭とは?

16116-1病的口臭の場合は原因がどこにあるかによって種類を分けることができます。そこで、ここでは大きく2つに分類して、病的口臭についてわかりやすく説明したいと思います。

1.口の中に口臭の原因がある場合

これは口臭の大半が当てはまるのですが、虫歯や歯周病、舌苔、ドライマウスといった症状が口臭を招きます。

その他にも年配の方であれば入れ歯をしていると口臭が発生しやすくなるといいます。虫歯や歯周病は普段の食べ物や生活習慣によってかかりやすい人もいるので、まめにチェックが必要です。

病的口臭と聞くとただの口臭ではなく病気の1つという印象を受けますが、やはり大半の場合が口の中の環境から起きていると考えて良いでしょう。

2.口の中以外の口臭の原因

口臭の多くが口の中から発生しているのに対し、口の中以外に原因があって口臭となって出てきているケースもあります。

その場合は内臓系の疾患に異常がないか確認をしてみましょう。

胃腸であれば胃炎や胃下垂、胃潰瘍、肝臓は肝炎や肝硬変といった病気の確率が高まります。呼吸器系は肺がんや気管支炎、耳鼻咽喉疾患の場合は慢性鼻炎や副鼻腔炎、扁桃炎などの病気から口臭は発生します。

その他にも糖尿病や尿毒症といった病気も口臭が症状の1つに当てはまるので、今までの口臭と何か違う、口臭以外にも気になる症状がある際には早めに専門医に診てもらいましょう。

どの病名もきっと聞いたことがあるでしょう。よく聞いたことのある病気が原因で口臭となって出てくる場合があるので、ただの口臭と思って見過ごすのではなく向かい合っていきたいです。

病的口臭の対策について

16116-2病的口臭はそのまま放置していると口臭以外の点でも悩む結果になるので、早めの対策や治療が必要になります。では、原因別に病的口臭をどのように改善していけば良いのか、ここでは詳しく紹介します。

歯周病や虫歯を治療する

病的口臭が気になる時には、まずは歯に異常がないか歯科で確認してもらいましょう。そこで、もし歯周病が発見されたらしっかりと治療を始めましょう。

実は病的口臭のほとんどの原因が歯周病とも言われているほどなので、歯周病をしっかりケアすれば口臭は消えます。歯周病になると歯垢の中の細菌が動き出し歯肉に炎症を起こし、歯を支えている骨を溶かしていきます。

一度歯周病を発症すると治らないと言われていましたが、今では治療が進んで歯周病を悪化させずに済むようになりました。歯周病を発症してしまっても適切な処置を歯科で受けることで、歯周病とうまく付き合うことができます。

また、歯周病になっていない人は今後ならないように日頃から丁寧な歯磨きを心がけましょう。歯垢を溜めずにするだけでも歯周病の予防につながります。

歯周病の次には虫歯にも注意しましょう。虫歯は体質によってもかかりやすい人とかかりにくい人とがいますが、かかりやすい人は日頃から甘いものの食べ過ぎや歯磨きには気を付けないといけません。

もしも虫歯がひどくなったら歯には穴が空きます。穴が空くと食べかすなどが歯垢となってその穴に溜まりやすくなります。その結果口臭となって嫌な臭いを感じるようになります。

虫歯がひどくなるとその分歯垢からの臭いは強烈になり、口臭もひどくなっていくと言われます。虫歯になっても早めの治療を受けてきちんと治しておきたいです。

歯周病と虫歯以外には親知らずも要注意と言われているので覚えておきましょう。親知らずは磨きにくい場所に無理矢理生えてくる歯でケアが難しく、ゴミも溜まりやすいです。そこから口臭の元が発生することも大いにありうるので親知らずが生えている人はよく様子を見ておきましょう。

ドライマウスにならないようにする

みなさんはドライマウスという言葉を聞いたことはありますか?口の中が乾燥している状態を示しており、口腔乾燥症という言い方もされます。

ドライマウスは唾液腺の異常によって口の中が乾燥するといったものです。唾液がしっかり分泌されていると私たちの口の中にある細菌なども自然と流れ出ていきますが、唾液が少ないと細菌はとどまるので口臭がきつくなります。

このドライマウスは歯周病や虫歯を招く要因にもなると言われているので、ドライマウスを改善するだけでも病的口臭の予防ができることがわかります。

ドライマウスは軽度であればガムを噛んだり飲み物をこまめに飲むなどの簡単な対策で改善されます。

しかし、ドライマウスが薬の副作用や疾患から生じている場合には生活の中で注意をしても変化が見られないので、速やかに医師に相談をしましょう。

もし口の中が乾きやすいと感じている人はドライマウスかもしれません。ドライマウスの対策を実践しても改善されない場合は専門の病院で相談することをおすすめします。

内臓系などの疾患がある場合は治療する

病的口臭の原因には内臓系の疾患が潜んでいる場合もあると説明しました。しかし内臓系の疾患は自分でもわかるほどはっきりとした症状が現れないと気づきません。

病的口臭の対策法を試してみても改善が見られなかったら、他の気になる症状が出ていないか確認をして病院で診察をしてもらいましょう。

内臓系の病気といっても口臭が症状の1つとして現れるものにはいくつか種類があります。そして、症状が出た頃には進行していたというケースもあるので、ただの口臭ではない気がすると思ったら早めに病院を受診しましょう。

病院で診察を受けると薬を処方されたり、詳しい検査もしてもらえるので健康チェックもできます。

内臓系の疾患の多くは生活習慣によって引き起こされるものが多いです。病気にならないためにも規則正しい生活を送って食事も栄養を考えて正しく食べることが大切です。病的口臭には怖い病気が隠れていることもあり、病気にならない生活を意識することも重要だと言えます。

まとめ

まとめ口臭においては生理的口臭と病的口臭の2つに分けることができ、今回は病的口臭に焦点を当てて説明してきました。

病的口臭は口の中に原因がある場合と口の中以外に原因がある場合との2つに分けることができます。

口の中に原因がある場合は歯周病や虫歯、親知らずなどが関係しています。また口の中以外の原因としては内臓系の疾患が疑われます。内臓系の疾患にも病名はいくつか当てはまるので、たった1つではないことを知っておきましょう。

病的口臭の中でも口の中のトラブルから発生している時には、歯科へ通って口の中のケアを始めましょう。もちろん自宅で行うケアも重要です。

また、ドライマウスになるとますます口臭が悪化するので予防していかないといけません。しっかり唾液を分泌できるように食べものや飲み物を上手に活用していきましょう。

内臓系の疾患が怪しい場合は早めの病院受診をおすすめします。早く病気がわかるとしっかりとした治療を行えるので、ただの口臭ではないかもと感じたらすぐに病院に行って相談をしましょう。

病的口臭の中には怖い病気が隠れていることもあるという点を把握し、過信せずに日頃から口臭を意識して過ごしてみましょう。