多汗症の原因とは?臭いを含めてた対策も紹介

体質が汗かきで夏場は服の上からもわかるくらい汗をかいてしまって恥ずかしい、冬場でも少し厚着をすると汗をかいてしまう、汗が臭っているのではと気になってしまうという人もいるのではないでしょうか。

では、汗かきと多汗症は同じことを示すのでしょうか?多汗症となると病気の1つに思えます。ここでは、多汗症の原因や多汗症についての説明から入りたいと思います。

そして、その後多汗症にもレベルがあることを詳しく解説していきます。細かくレベルに分けられるというので、今汗かきで多汗症かもと不安に感じている人は一度チェックしてみてください。

多汗症の原因って何?

ここでは、多汗症の原因について説明をします。多汗症は困りますが、原因を正しく把握することが対策を取る上では必須になります。

多汗症ってどうなるの?

多汗症は運動をしているわけでもないのにいきなり汗をかく、暑くもないのに汗をかいてしまうという状態を示しています。

多汗症の原因はいまだ明らかになっていません。しかし、現実には多汗症で悩んでいる人はたくさんいます。

汗をかく必要のない時にかいてしまうのが多汗症ですが、今考えられている段階では精神的ストレスが大きいのではと言われています。

大勢の人前で話をするときや失敗してはいけないと思うと、じわっと汗をかくことがあります。これは誰にでもあることですが、自宅でリラックスしているときにも汗をかくようであれば多汗症の確率が高くなります。

しかし、精神的ストレスだけでなく体に疾患を抱えていて汗をかく場合もあります。その他にも遺伝やホルモンバランスの乱れによるもの、生活習慣なども関係しているので、人によって多汗症の原因は異なることも言えるでしょう。

多汗症の原因12パターンを紹介

現在、多汗症のパターンは12個もあると言われています。パターンというより、多汗症の原因として考えられる12個の点という方がふさわしいかもしれません。その12のパターンを紹介して、さらにレベル分けもやってみましょう。

1 肥満

肥満体型になるとちょっと体を動かすだけでも多くのエネルギーを必要とし、体温も上がりやすくなります。

ここから大量の汗をかきやすくなります。汗は無臭の場合が多いですが、汗をかいたまま放置していると雑菌が繁殖して悪臭を放つので注意しましょう。

2 不安や緊張

私たちは日々生活をしている中で不安や緊張を感じる時もあります。緊張して手にじんわりと汗をかいたことのある人も多いでしょう。

この不安と緊張は精神面が大きく、ここから多くの汗をかいてしまいます。多汗症の原因はストレスや不安や緊張によるものが大きいのではと言われているので、不安や緊張を感じると汗をかくケースが多いです。

3 ストレス

緊張や不安と通ずるものにストレスがあります。現代はストレス社会とも言われており、誰でも多少のストレスは抱えているものです。

そんなストレスは人によって感じる瞬間が違いますが、ストレスを感じた時に汗をたくさんかいてしまうという場合が多いです。小さなストレスが溜まると交感神経が優位に働くようになります。その結果、多汗症とまで言われるほどの汗をかくようになるのです。

4 乱れた食生活

食生活が乱れていると、これも多汗症の原因になります。脂っこい食事ばかりしていたり、カフェインを多く摂取していると交感神経が異常に働いてしまいます。また塩分の多い食事も交感神経を働かせてしまいます。

外食や惣菜など周りに溢れている便利でおいしい食べ物は、どれも脂っこく塩分を多く含んでいます。そして、カフェインもコーヒーや紅茶だけでなく、緑茶やチョコレートなどの身近な食材にも含まれているので、過剰摂取にならないようにしましょう。

乱れた食生活は多汗症だけでなく、生活習慣病のリスクも高めます。できるだけ体に良いものを食べて多汗症も予防していきたいですね。

5 タバコ

タバコは一度吸い始めるとなかなかやめられません。それほど中毒性の高い危険なものです。

このタバコに含まれるニコチンには交感神経を活発にする働きがあります。交感神経が活発に動き出すと、エクリン腺やアポクリン腺といった汗腺も刺激されて、汗をかきやすくなります。

タバコが百害あって一利なしと言われるのも納得できますね。大量にかく汗が臭ってきても困るので、タバコはやめましょう。

6 ホルモンバランスの乱れ

これは特に女性の多汗症に多い原因です。ホルモンバランスが崩れると交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり、交感神経が優位になるので多汗症を招くことがあります。

女性は毎月生理もありますし、その前後でホルモンのバランスが崩れることがあります。そんなタイミングに合わせて多汗症の症状も感じやすくなります。

7 更年期障害

更年期障害がやってくるとホルモンバランスの関係によりほてりや汗をかくことが多いです。40代、50代になってからいきなり汗をかくようになったという症状を感じたら、更年期障害から多汗症になっている可能性が高いです。

更年期の多汗症はホットフラッシュとも呼ばれており、暑くもないのにダラダラと汗が出る状態を示します。

8 バセドウ病

バセドウ病は甲状腺ホルモンが大量に分泌されることで全身の代謝に異常が出る病気で、症状の1つに汗をかくという点があります。

ちょうど良い気温のはずなのに暑くて仕方ない、その他にもいくつか症状が出てきているのならバセドウ病を疑う必要があります。

9 自律神経失調症

自律神経失調症の症状の1つにも発汗はあります。自律神経が乱れて起きている病気なので、汗をかく場所が顔だけだったり手足だけに汗をかくといったように、汗をかく場所が限られてくるのも自律神経失調症の特徴です。

10 糖尿病

現代人の多くが抱えている糖尿病からも、大量に汗をかくことがあります。その汗に独特の臭いがあるとも言われているので、糖尿病になったら汗の対策も始めたいです。糖尿病はその他にもいろんな症状をきたすので、一度かかるとうまく付き合っていかないといけない病気です。

11 急性リウマチ

年齢が5歳から15歳の間にたくさん汗をかくようなことを感じたら、急性リウマチかもしれません。足や関節に問題が生じる病気ですが、細菌の感染が原因と言われています。そして、症状の1つに大量の発汗が含まれるので、この年齢において汗かきで悩んでいるなら一度疑ってみましょう。

12 遺伝や体質によるもの

最後に多汗症は遺伝や体質によっても左右されます。たとえば親が肥満体型であれば、子供にも遺伝しやすいといいます。ここから汗かきという特徴も引き継ぐ可能性があります。

また、体質でいうと怒りっぽい、自律神経が乱れがちといった場合に多汗症になりやすいです。遺伝や体質によっても多汗症になることはあるので覚えておきましょう。

さらにレベルが3つに分けられる

多汗症においては12パターンの中でも3つのレベルに分けることができます。ここまで多汗症の12パターンを紹介しましたが、続いて3つのレベルに分けられる点について触れたいと思います。

多汗症と一言にいっても汗の量は人によって異なります。そこで、今回は手掌多汗症について、3つのレベルを説明します。

レベル1

手が少し湿っている程度。見た目で汗をかいているのは気づかないが、触ってみると汗ばんでいることがわかる状態。

レベル2

明らかに手に水滴がついているのがわかるくらい汗をかいている。濡れているのはわかるが、汗が流れているのはまだ確認できない。

レベル3

水滴が出てきて、汗がしたたり落ちている。

汗のかき方によってこのようにレベル分けができます。今多汗症に悩んでいる人は、一度どのレベルに分類されるか自分で確認してみましょう。

軽度なら生活改善で予防できるの?

多汗症は発汗の具合によってレベルが異なりますが、ここから予防も異なります。では、軽度の多汗症の場合は、生活を改善していくと予防できるのでしょうか?

生活を改善していく中で気をつけたいのが、日々の食事です。どんなものを食べるかによって汗の臭いにも影響が及びます。脂っこい食事を多くしていると、油が酸化したような臭いを放ちます。

できれば和食でシンプルな食事を心がけたいです。そして、肉類よりも魚類をメインとし、野菜や発酵食品を多めに食べるようにしましょう。

また、規則正しい生活も送るように心がけましょう。不規則な生活では自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなります。早寝早起き、適度な運動、ストレスを溜めないといった点を意識して過ごすようにすると多汗症の症状もちょっとずつ改善されるでしょう。

基本の正しい生活を意識しながら過ごすと、今までより発汗量に違いが出てくるのを実感できます。

まとめ

多汗症には12ものパターンがあり、また症状によってレベル分けできることがわかりました。

多汗症は通常よりも汗をかきやすい状態であり、特に暑くもないのにいきなり汗が出る、服にシミができるほど濡れてしまう、ダラダラと汗が流れてくるなどと日常生活においても支障をきたすことがあります。

多汗症の原因を知って自分の多汗症のレベルを把握し、軽度の場合は生活改善を図ってみましょう。規則正しい生活を心がけ、特に食事内容は見直してもらいたいです。食べ物によって汗の臭いも変わってくるので、意識して体に良いものを食べるようにしましょう。

周りには脂っこい食べ物や肉類が多くなっていますが、シンプルで素材を生かした食事を自分で作れるときには作って食べるように生活を変えていくと多汗症の症状も出にくくなるかもしれません。

多汗症はいろんな原因があるので、その分かかる人も多いです。まずは、自分の多汗症の原因を探ってみましょう。