風邪を引いた時にも要注意!扁桃腺にできる『膿栓(臭い玉)』が口臭に!

口臭の原因には、様々なものがあります。今回は、風邪を引いた時にもできる可能性がある『膿栓』について見ていきたいと思います。

膿栓は別名を『臭い玉』と言い、小さな米粒のような塊から強烈な臭いを発散します。

普段はあまり口臭が出ない体質なのに、体調を崩してから口がニオうような気がする…という人はもしかしたら膿栓がその原因かもしれません。膿栓ができる原因とその対策について見ていきましょう!

膿栓とは?

膿栓とは、喉にある扁桃腺の穴にできる乳白色をした米粒のような形の粒です。つぶすと強烈な悪臭を放つため、別名を「臭い玉」と呼ばれています。

また、扁桃腺のところにできることから、扁桃栓子(へんとうせんし)や扁桃結石とも呼ばれています。

扁桃腺には、外部から入ってくるウィルスや細菌を殺す働きをしますが、この死滅した細菌が溜まって作られるのが膿栓です。

限られた人だけにできるものではなく、風邪を引いた時などにもできるものとされています。大きいものでは、3m~5mほどあります。

膿栓が発生する原因4つ

悪臭を放つ玉なんて口の中にできてほしくないですよね?では、この膿栓は何が原因でできるのでしょうか?ここでは、膿栓の原因と言われる4つの主な原因をご紹介していきます。

ドライマウス症

膿栓ができる原因でも多いとされているものが、ドライマウスです。ドライマウスは口の中が乾いて、唾が出なくなったり、ネバネバした唾になるという症状です。

唾は口の中の菌を浄化するはたらきをしているので、唾が出なくなると口の中に殺菌が増えてそのこと自体が口臭の原因になると言われています。ドライマウスは薬や病気、ストレスなどが原因で発症すると言われています。

口呼吸

ドライマウスと同じぐらい多いと言われている原因に口呼吸があります。口呼吸はしていないけど…という人も寝ている時にいびきを掻く人も要注意です。

この口呼吸ですが、直接口の中に空気が入って乾燥するため、舌苔の原因にもなるんです。この舌苔も口臭の原因となりますので、口呼吸は口臭を気にしている人にとってはいいことがないんです。

自分が口呼吸かどうか分からないという人のために、以下に口呼吸をしている人の特徴を上げてみました。

  1. よく鼻がつまる。
  2. 口がよく乾く。
  3. 「口が開いている」とよく言われる。
  4. イビキをよくかく。
  5. よく風邪を引く。
  6. 朝起きると喉がカラカラということがよくある。
  7. 口を閉じていると違和感がある。

後鼻漏

後鼻漏とは、鼻水がのどに向かって流れていく状態のことです。この症状は、鼻づまりなどで、鼻の穴の方から鼻水が出ない時などに起こります。

このとき、慢性副鼻腔炎と言って、膿が混じった鼻水になっていると、においの原因となります。慢性副鼻腔炎は別名『蓄膿症』と言われている症状のことです。

体調不良

体調が悪いと喉に菌が増えます。膿栓はもともと細菌の死がいの集まりですので、体調不良によって細菌が増えると、膿栓も増えるんです。

また、風邪の時など、喉に痛みがあると特に増えやすくなります。喉の痛みのほかにも虫歯・歯周病などの口の中の衛生状態によっても膿栓ができる可能性が高まります。

すぐにできる膿栓を予防する方法4つ

うがいをする

膿栓を作らないためには口の中を清潔に保つことが大切です。そのためには、毎日うがいをすることが効果的です。このうがいに使う水は汚れを落とすと言われているアルカリイオン水を使うと良いと言われています。

また、膿栓ができてしまった時にもうがいが効果的です。

膿栓は扁桃腺にできるとお伝えしました。この扁桃腺は喉の左右にあります。膿栓をとるためのうがいでは、この扁桃腺に当てるようにうがいをするのが効果的です。

そして、うがいをした水を吐くときには、喉の奥から搾り出すように水を吐き出すと膿栓が取れやすいです。

丁寧な歯磨き

口腔内をきれいに保つには、歯磨きも丁寧に行うことが大切です。磨き残しがあると、口の中の細菌の繁殖の原因にもなります。

これまで見えるところだけを磨いていたという人も、しっかりと丁寧に歯を磨き、細菌を残さないように意識しましょう。また、できれば昼間も磨くようにする方がいいです。

鼻呼吸

膿栓の原因の中でも大きなものが、口呼吸をすることによるものでした。口呼吸をすることによって舌苔による口臭も発生しやすくなります。

口呼吸をしている人が鼻呼吸に変えていくために効果的なことを以下に上げてみました。

鼻炎などの病気によって口呼吸になっている人は耳鼻科で治療を

蓄膿症やアレルギー性鼻炎からくる鼻づまりで常に口呼吸になっている人は耳鼻科で治療を受けるのがいいでしょう。

鼻呼吸テープを使う

習慣から、口呼吸になっている人は『鼻呼吸テープ』を使う方法もあります。これは口呼吸をする傾向がある人が、寝ている間唇を閉じて鼻呼吸に変えるためのテープです。

ネットショップなどでも1,000円までで購入できるものも多くあります。寝ている間に口呼吸をする体質を改善しましょう。いびきを抑える効果も期待できます。

意識して鼻呼吸の割合を多くする

鼻呼吸もするけど、少し息苦しいので口呼吸が定着している…という方は、意識して鼻呼吸する割合を増やしてみてください。口呼吸は歯周病や口臭の原因を作るなどデメリットが多いです。

歯医者さんでMFTなどの治療を受ける

口呼吸が身についている人は、口の周りの筋肉が弱い人が多い傾向があります。口腔筋機能療法のMFTとは、口の周りの筋肉や舌の使い方を本来的なものにしていく方法で、矯正の一部として行っている歯医者も多くあります。

この治療を受けることによって、口の周りの筋肉が鍛えられ、口呼吸の習慣から離れることも可能になります。

ガムを噛む

唾液量が少なくなると膿栓がたまったままになってしまいます。ストレスなどで唾液が少なくなってしまう時はガムを噛むことをオススメします。

ガムを噛むことによって唾液の分泌に影響を与える分泌線が刺激されて唾液が出やすくなります。そして、その唾液によって膿栓を押し出し、取りやすくなるんです。

膿栓を安全に取り除くには?

口臭のもととなる膿栓ですが、安全に取り除くにはどんな方法があるのでしょうか?ここでは、膿栓の取り除き方についてご紹介します。

耳鼻咽喉科で取り除いてもらう

膿栓は喉にできるため、治療は耳鼻咽喉科が担当になります。治療の仕方は、吸引や洗浄によって取り除く方法です。耳鼻科による治療は、週に2・3回通い、改善してきたら週に1回~気になった時だけで大丈夫です。

うがい薬を使う

うがいは膿栓の予防にも、できてしまった膿栓の除去にも効果的ということを見てきました。しかし、このうがいに殺菌成分のあるイソジンや炎症を抑える効果があるアズノールを使うことによって更にその効果が高まります。

水で取り除く

予防のところでもお伝えしましたが、水で口の中をすすぐことでも膿栓を取り除くことができます。これが、もっとも基本的な方法ですね。また、カテキンの入ったお茶でうがいをすることでも殺菌を行う効果があります。

まとめ

膿栓は風邪になって喉が痛むことでもできるものなので、誰にでもできる可能性があるものです。膿栓の原因には、ドライマウスや口呼吸は、舌苔から発生する口臭の原因ともなっています。

特に、病気などの原因はないけど、ストレスからドライマウスになったり、口呼吸の方が楽になっているという人は、この2つの原因の改善だけでも口臭を防ぐことにつながります。少しずつでも改善していけるようにしましょう!