逆流性食道炎と口臭の関係性について

今までに逆流性食道炎になったことのある人はいますか?逆流性食道炎は胃酸が逆流することで起きる病気です。

逆流性食道炎を経験したことのある人もいるかと思いますが、いくつか症状が出てきてしばらく体が辛いと感じたことでしょう。

その逆流性食道炎から口臭までも招いてしまうので注意が必要です。そして、逆流性食道炎になりやすい人の特徴についても触れたいと思います。

ここでは、主に逆流性食道炎からなぜ口臭が発生するのか、その口臭をどのように対策して消していけば良いのか詳しく解説します。

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎は何らかの理由により胃液や胃の内容物が食道に逆戻りしてくる病気です。食道に戻ってきてしまうことで、食道の部分に炎症が起こります。

胃液は胃酸という強い酸があり、食べたものを消化するために必要です。しかし、食道に胃液が入ってくると、食道の粘膜は胃酸によって消化する機能をもっていないので粘膜部分に炎症が起きてしまいます。

逆流性食道炎は主に60歳以上の高齢者に多い症状とされており、男女別でみると女性の方が多く発症しています。

欧米ではよく見られていた症状ですが、最近になって日本でも発症する人が増えています。食生活の欧米化なども関係して逆流性食道炎になる人が増えているのではと考えられています。

逆流性食道炎になると胸焼けや食べ物を飲み込みにくくなる、咳が出る、胸痛などの症状が起こります。人によってどんな症状が出るかは異なりますが、完治するまでは食事も思うように取れない日が続きます。

逆流性食道炎で口臭が発生する理由

逆流性食道炎の特徴は胃酸が食道にまで逆流する点です。よって、胃酸の臭いが口から発生しやすくなります。

胃酸は酸っぱい味がして喉にまで上がってきて、その臭いが口までやってきます。ツンとした臭いと表現する人もあり、逆流性食道炎から起きている口臭は他のよくある口臭とは違うので気づくことができます。

さらに、逆流性食道炎の時は胃酸の臭いが口まで戻ってくるだけではありません。通常、胃は臭わないものなのですが逆流性食道炎になると食道から口に到達し、胃の強烈な臭いが出てきてしまいます。

逆流性食道炎では胃酸の逆流による臭いと、胃の臭いが口にまで出てくるという2つの点を知っておきたいです。

こんな人は逆流性食道炎になりやすい

逆流性食道炎からの口臭は独特で強烈なので、日頃から逆流性食道炎にならないように予防をするのが大切です。

そこで、ここではどんな人が逆流性食道炎になりやすいのか、特徴をまとめました。当てはまる人は生活を見直してみましょう。

脂っこい食事が好きな人

外食が多い、自宅でも脂っこい食事が好きという人は生活習慣病だけでなく逆流性食道炎になるリスクも高くなります。

脂肪分を取りすぎると下部食道括約筋という筋肉が緩みやすくなり、その結果胃から食道へと胃酸の逆流が起こりやすくなります。

これは、脂肪分を摂取した後消化する際に分泌されるコレシストキニンというホルモンが関係しています。コレシストキニンの働きによって胃が引き伸ばされ、下部食道括約筋が緩むと言われています。

よって、脂っこい食事を繰り返していると逆流性食道炎になる確率が高まるのです。

ストレスが多い人

現代人はストレスを抱えている人が多いでしょう。このストレスも逆流性食道炎を招く要因となります。

胃は自律神経によって支配されているので、常にストレスが溜まっている状態だと胃酸が活発に分泌されるようになります。胃酸が多くなるとその分食道にまで逆流する確率も高くなり、逆流性食道炎となります。

さらに、胃酸の分泌が多くされると慢性胃炎や胃潰瘍になるリスクも高まるというので、日頃からストレスは溜めないようにしたいです。

ストレスが全くない人はいませんが、日々のストレスをどのようにして発散するのかを自分なりに見つけておくだけでも逆流性食道炎は予防できます。

飲酒や喫煙量の多い人

アルコールやタバコは体に良いことはないと言いますが、逆流性食道炎にもなりやすくなります。

アルコールには下部食道括約筋を緩める力があるので、ここが緩むと胃酸は逆流を始めます。そして、アルコールは刺激物になるので胃酸の分泌を促進します。

胃酸が多くなればその分食道にまで上がってくる可能性は高くなるので、逆流性食道炎を発症するケースがあるのです。

またアルコールだけでなくタバコもよくありません。タバコに含まれるニコチンは胃の収縮力を弱めます。収縮力が弱まることで胃は食べたものをうまく消化できなくなります。そのため、胃の内容物が食道にまで逆流してしまうことがあります。

さらに、ニコチンには胃酸の分泌を促す働きもあります。ここから胃酸が過剰に分泌されて逆流する確率が高くなるので、タバコによって逆流性食道炎になりやすくなると言われているのです。

逆流性食道炎による口臭の対策

逆流性食道炎になりやすい人の特徴に当てはまるという人も多いと思いますが、できるだけ辛い症状を抱えないように対策を行いたいです。

逆流性食道炎から発生する口臭は特にきついので周りに知られてしまったらショックです。そこで、逆流性食道炎からの口臭は以下のような対策を取っていきましょう。

胃に優しい食事をする

逆流性食道炎になりやすい人の特徴に脂っこい食事が好きな人という項目がありました。よって、普段から胃に優しい食事を心がけましょう。

揚げ物やジャンクフードではなく、基本の和食を中心とした食生活に変えるだけでも逆流性食道炎を防ぐことはできます。食の欧米化とも言われていますが、できるだけ質素でシンプルな日本食をおすすめします。

胃に優しいものが和食の中には多いので、食べたものもきちんと消化でき逆流性食道炎にならずに済みます。

刺激物を控える

刺激物は胃酸の分泌を促すだけなのでできるだけ控えたいです。香辛料たっぷりなメニューが好きな人も多いですが、食べ過ぎは危険です。

胃酸を過剰に分泌するようになり、その胃酸が食道を通って口臭へと変わります。逆流性食道炎に以前になったことがある人やリスクが高い人は、日頃の食事で刺激物の摂取を控えるのも逆流性食道炎からの口臭を防ぐポイントとなります。

薬物療法

最後に逆流性食道炎から発生する口臭に耐えられない、一度でなく何度か逆流性食道炎を経験しているという場合には薬物療法で効率よく治していくようにしましょう。

逆流性食道炎の治療法として多く用いられるのが、この薬物療法です。手術になる場合はまれですが、最悪の場合は手術となるので薬物療法で治るようにしたいです。

薬物療法でケアをしていくと、徐々に逆流性食道炎の症状も治まり口臭も少なくなります。逆流性食道炎に当てはまる症状が出ているのに何も治療をしなければ悪化するばかりなので、早めに病院で治療を受けましょう。

まとめ

まとめ逆流性食道炎は下部食道括約筋の緩みや胃酸の過剰分泌によって発生しますが、その原因はさまざまですが、脂っこい食事、ストレスを抱えているアルコールやタバコをよく摂取するなどの状況で生活を送っているとなりやすい傾向にあります。

逆流性食道炎から発生する口臭は胃酸の臭いで強烈です。ツンとした臭いで、体調不良でもどしてしまった時に口の中に広がるあの胃酸の臭いが口からするので、完治するまで辛いです。

日々の食生活を改善し薬物療法も病院に行くと始められるので、異変に気がついたら早めに診察を受けるようにしましょう。