サウナで汗をかけば汗臭を抑えられる?

汗の臭いに悩んでいませんか?普段から運動不足などで汗をかく習慣がないと、汗腺の機能が弱くなっている可能性があります。汗腺が働かなくなると、汗をかかないから臭くならなそうですが実は逆です。ベタベタした「臭いの強い汗」になってしまいます。

しかし、汗腺は死んでいるわけではなく、機能を失っているだけなので普段から汗をかくようにすれば復活することがわかっっています。定期的に運動をすればもちろん、臭いを解消することが可能ですが運動するのが苦手、あるいは運動するのが面倒くさいという人にオススメなのが「サウナ浴」。

今回はサウナへ行く事によって汗の匂いはどのように変化するのかを解説したいと思います。

サウナで汗をかく事が体臭改善?

サウナでいい汗をかくための準備

サウナで健康的にいい汗を効率的にかくために気をつけたいことを解説します。

まず、サウナにいきなり入るのではなく、しっかりと体を洗いましょう。その理由は毛穴に詰まった皮脂などを取り除くことが目的です。そうすることで毛穴の奥に詰まった老廃物が排出されやすくなりますし、汗もかきやすくなります。

次に、サウナに入る前には体についた水分をよく拭いてから入りましょう。水分が体についていると、サウナの熱が水分を蒸発させるために使われるため汗をかく効率が下がってしまいます。

第3に、一度にサウナに入る時間は10分〜15分程度にしましょう。長く入りすぎるのは危険です。一度外に出てから休憩し、体を冷やしてもう一度10分〜15分サウナに入るようにしましょう。

第4に、水分補給をこまめにしましょう。汗で失ったミネラルを補給するにはスポーツドリンクなどもおすすめです。

汗って何?

汗は通常、汗腺の導管部で汗の原料となる血漿成分が「再吸収」されます。すると汗は水のようなサラサラした無臭の汗になります。

また水のようなサラサラ汗にはアルカリ性の「重炭酸イオン」が含まれる量が少ないため、皮膚の表面を酸性にして細菌の繁殖を抑える効果もあります。

現代人の汗は悪い汗?

普段から、有酸素運動などを行って汗をかく習慣があり、汗腺が正常に働いていればいいのですが、現代人はそんな「いい汗」をかきにくくなっていると言われています。その理由の一つが運動不足。

そして温度管理された環境に長くいることで汗腺がうまく機能しなくなっているのです。運動不足だと皮膚の末梢血管の血行が悪くなり、汗腺が正常に働くための栄養が供給されなくなってしまいます。

すると、「乳酸」と呼ばれる疲労成分が大量に生産されるのです。乳酸には汗腺にアンモニアを増加させる性質があるため、かいた汗が臭くなります。これがいわゆる「悪い汗」です。また、悪い汗はアルカリ性のため、細菌が繁殖しやすく放っておくと、さらに臭いが強くなってしまいます。

汗をかく習慣が大切

普段から汗をかいて汗腺の活動を正常に保てば、汗はサラサラになって体臭を抑えることが可能になります。最も良いのは有酸素運動をすることです。

しかし、何十分も運動するのは大変ですし、週末、さあ運動しようと思ったら外は「雨」でやる気を削がれるなんてこともあります。そんな人はサウナでも有酸素運動と同様の効果を得ることができます。

汗腺に詰まった皮脂や汚れが取り除かれ、眠っていた汗腺機能が復活し、いい汗をかけるようになります。また、サウナに入った後は「水風呂」がたまらない!という人もいると思いますが、いい汗をかくという目的においては水風呂に入るのは控えましょう。

サウナに入った後、火照った体を自然に冷ますことで汗が持続的に出て汗腺がさらに活発に活動するようになります。

サウナで汗をかく事でどんな効果がある?

サウナで汗をかくことでデトックス効果が期待できます。体にたまった有害物質や毒素を汗と一緒に排出することが期待できます。また、血流が改善されるため、血行不良によって起こる肩や首のこり、冷えやむくみといった症状の改善も期待できます。

サウナへ行くことへのメリット・デメリット

サウナに入ることで汗臭を抑える意外にも様々なメリットがあります。

メリット1:安眠効果

サウナに入ることで血行が良くなると、運動後のような疲労感からぐっすりと眠ることができます。また、疲労物質が汗とともに排出されるため、翌日に疲れを残さず熟睡できる可能性が高まります。

メリット2:ダイエット効果

サウナに入るとたくさんの汗をかくため体重が減ります。しかし、これはただ水分が出ているだけなので、水を飲んだら体重は元に戻ります。「それじゃダイエットにならないじゃん」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

直接的に体重が減るわけではありませんが、新陳代謝を活性化させ脂肪を燃焼しやすい体質にすることができます。運動とサウナを1セットにすることで通常のダイエットよりもさらに高い効果が期待できます。

メリット3:美肌効果

サウナにも種類が色々とありますが、中でも「スチームサウナ」には肌をきれいにする効果が期待できます。汗腺の機能が活発になり、皮脂腺も活性化するため、毛穴の奥に詰まった汚れや皮脂が落ち、ニキビの予防や改善が期待できます。

サウナには様々な健康作用があることが分かったと思いますが、気をつけなければならない点もあります。今度はサウナのデメリットを紹介します。

デメリット1:炎症の悪化

野球のピッチャーが登板後、肩をアイシングして冷やしている映像を見たことがある人は多いと思いますが、激しい運動などをして筋肉が炎症を起こしている時は冷やして炎症を鎮めるのが鉄則です。サウナに入ると、逆に温まって炎症を悪化させてしまう危険性があります。

デメリット2:心疾患の悪化

高血圧症や心臓病を患っている人がサウナを利用すると交感神経が刺激され、心拍数や血圧が上昇し心臓に負担をかけてしまいます。

サウナで自律神経が活性化して汗をかきやすくなる?

サウナに入ると自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが整います。サウナに入った瞬間に感じる熱気はゆっくりと体の中に染み込んでいきます。すると、自律神経が反射的に体の体温を調整しようと働きます。

つまり、大量の汗をかきます。日常的にサウナに入るようにすると少し運動したり、熱いものを食べたりすると通常よりも汗をかきやすい体質になっていることに気付くと思います。自律神経が整うことで冷え性が改善したり、精神が安定したりと様々な相乗効果が期待できます。

水分補給をして良い汗をかき汗臭さを予防

サウナに10分〜15分入ると個人差はありますが、200cc〜300ccの汗をかくと言われています。サウナ浴を3回ほど繰り返せば600cc〜900ccの汗が出ることになります。

汗はもともと血液ですから汗が大量に出てそのままにすれば血液がドロドロになり、健康にもよくありません。そのため、水分補給をしながら良い汗をどんどんかいて汗臭さを抑えましょう。

まとめ

「最近、汗をかいていないなぁ」と思う人は試しに一度サウナに行ってみてください。そして、1回目の汗をかいたらその汗を舐めてみると、塩分を多く含む「悪い汗」のためしょっぱく感じると思います。

そして2回3回とサウナ浴を繰り返した後の汗は、サラサラとした無味の汗に変わっているのがわかると思います。サウナをうまく利用して効率的に汗をかき、汗臭を抑えた爽やかな毎日を過ごしましょう。