意外な盲点!?加齢臭と季節の関係

日本には四季があり、暑かったり寒かったり、気温や湿度の変化があります。一年中臭いと思われがちの加齢臭ですが、実は季節によって臭いの強さが異なります。

今回は加齢臭の強くなる季節とそれぞれの季節の対策方法を伝授します。

季節によって加齢臭は違うの?

季節の変動と共に、臭いの強さも変化します。それぞれの季節の臭いにはどんな特徴があるのかを見ていきたいと思います。

【春】

出会いと別れの季節である春は、周りの環境に変化が起こる季節です。その変化は強いストレスとなって現れることもしばしば。「5月病」はまさにその典型で大きな環境の変化に体がついていかなかったり、ストレスで気分が落ち込んだりすることで発症します。加齢臭とストレスは密接な関係にあり、ストレスの増加は加齢臭の臭いを強める原因になります。

そして、桜が咲き爽やかなイメージの春ですが、実は空気が一年のうちで最も汚れた時期とも言われています。中国から偏西風によって運ばれてくる「黄砂」やオゾンやアルデヒドなどの気体成分が光化学オキシダントと、硝酸塩などの微粒子が混合して発生する光化学スモッグも日差しが強く、風の弱い春に発生しやすくなります。

汚れた空気を吸っていると体内の活性酸素が発生しやすくなり、加齢臭が発生する原因になることがわかっています。春の爽やか気分の中、不快な臭いで周りに迷惑はかけたくないものです。

【夏】

夏は暑く、汗ばむ季節。かいた汗すべてが加齢臭となって周囲に臭いを放ちそうですが、そうとは限りません。汗と加齢臭は別物なので、もちろんかいた汗をそのままにしておけば臭いは発生します。

夏は薄着になりますから周りにも汗の臭いが伝わりやすい季節なので注意しましょう。では、加齢臭はどうなのでしょうか?加齢臭は汗の出どころである「汗腺」が深く関係しています。夏はお風呂にもこまめに入り、汗をよくかくのでサラサラとした綺麗な汗が特徴です。そのため、加齢臭も出にくい季節といえます。

【最も危険!秋】

一年のうちで加齢臭が最も発生しやすいのが秋。気温が下がり、汗が出にくくなると汗腺の働きが鈍ります。また、季節の変わり目で、暑かったり寒かったりと寒暖差も激しく、体調にも変化をきたします。この変化は体内で加齢臭の原因になる活性酸素の発生を助長します。

また、質の悪い汗には脂肪酸が豊富に含まれています。ベタつく脂っぽい汗が出はじめたらそれは加齢臭を発する汗ですからこまめに拭き取ることが必要です。

【冬】

冬も秋と同じく加齢臭に注意が必要です。気温が低いため、タダでさえ汗をかきにくい季節ですが、暖房の効いた部屋でかく汗は、夏場の爽やかな汗とは異なり脂肪酸をたっぷり含んだ脂っぽい汗になります。また、窓を閉め切った中では空気が汚れ、活性酸素を発生しやすい環境になります。

秋、冬が加齢臭が臭いやすい?

上記したように秋、冬は最も加齢臭に注意をしなければなりません。ただでさえ加齢臭の強い汗をかく季節なのに、コートなど冬物は滅多に洗いませんよね。

すると臭いもなお強烈になっていくことになります。では、それぞれの季節でどんな加齢臭対策を行う必要があるのでしょうか。

春はストレスを溜めないようにすることが大切です。ストレスの解消法は人によって異なると思います。カラオケや入浴、アロマ、マッサージ、買い物など自分にあったストレス解消法を実践しましょう。また、活性酸素を取り除くという意味ではジョギングやウォーキングといった有酸素運動もオススメです。

夏は大量の汗をかきますから、こまめに汗を拭き取るようにしましょう。着替えをしっかり用意すること、制汗スプレーを持ち歩くなど汗対策を忘れずに。

秋冬は肌を乾燥させないことが大切です。加齢臭が強い人は毎日お風呂に入って、保湿クリームなどを塗りましょう。加齢臭の元となる脂肪酸は汗だけではありません。汗をかかなくても皮脂は分泌されているためその日の汚れはその日のうちにしっかり洗い流すようにしましょう。

乾燥が臭いを強くする?

乾燥する季節は汗もかかないし臭いが抑えられると思うかもしれませんが実は逆です。乾燥すると、人間の皮膚は体を保湿しようと皮脂を分泌します。

この皮脂が酸化すると加齢臭成分であるノネナールに変化します。また、秋冬は汗をかかない分、臭いに対して油断しやすくなります。多少汗をかいても厚着をしているから少しくらい…という油断は禁物です。

秋冬だから気をつける、加齢臭

乾燥が加齢臭の大きな原因の一つであることはご理解いただけたと思います。ボディクリームやハンドクリームなどで保湿することで皮脂の分泌を抑えることができます。肌がカサカサにならないようにという対策で保湿クリームを塗ることがあるかもしれませんが、実は加齢臭対策にもなっているのです。

次に、秋冬は残留加齢臭が発生しやすい季節です。残留加齢臭とは衣類に移ってしまった臭いのこと。すでに加齢臭を経験済みという人はわかると思いますが、加齢臭は衣服に移ります。加齢臭のするお父さんの衣類と一緒に、お母さんや娘の服を一緒に洗うとお父さんの加齢臭が別の衣類に移ってしまうこともよくあります。

また、加齢臭成分であるノネナールは繊維の奥深くに染み込んでしまうためなかなか落ちないという特徴があります。夏場は衣類を二日連続着ることはあまりありませんが秋冬はコートやジャケットを何度も繰り返し着用するため臭いがどんどんと蓄積してしまいます。

さらに、コートやジャケットは熱を逃がさないように通気性が悪くなっています。そのため、臭いが内側にこもりやすいのも特徴です。

コートや厚手のニットに臭いがたまりやすい?

臭い対策をしっかりとしないと加齢臭がたまってしまうことはわかっていただけたと思います。でも、コートやニットなどは洗濯機では洗えません。

クリーニングに出すことも年に1度や2度でしょう。そこで臭いを落とすための効果的な対策をご紹介します。

その1.陰干し

風通しの良いベランダで一晩陰干しをするだけでも臭いを抑えることができます。コートやジャケットの臭いは内側にこもりますから裏返して干すのも効果的です。

その2.蒸気を利用する

お風呂に入った後、湯気がバルスームに残った状態で衣類をハンガーで干すのも効果的です。蒸気が衣類を包み、臭いだけでなく、シワをのばす効果もあります。

その3.ドライヤーを使う

霧吹きを使って臭いのついた服を少し湿らせます。その後にドライヤーを使って温風を当てることで臭いを落とすことができます。ただしドライヤーは長時間使ったり、近づけすぎたりすると衣類が焦げてしまう恐れがあるので気をつけてください。

その4.重曹で落とす

500mlのペットボトルに水を入れ、大さじ3〜5杯の重曹を入れれば完成。霧吹きなどで衣類に吹きかければ消臭効果が期待できます。

その5.スチームアイロンで消臭

アイロンに耐えられる素材であればスチームアイロンも消臭効果があります。

冬物の衣類はなかなかわかりにくいですが、想像以上に汗を吸い込んでいます。そのため、帰宅したらコートをすぐにタンスやクローゼットに入れるのは厳禁です。しっかりと消臭してからでないと他の衣類に臭いが移ってしまうので気を付けましょう。

まとめ

大量に汗をかく夏が一番危険だと思っていた人は意外遠いのではないでしょうか。

一年のうちで最も加齢臭のする秋冬を乗り切って、オヤジ臭いなんて言われないようにしましょう!