歯周病だけではなかった!銀歯や差し歯によって口臭が発生する仕組みとその改善方法を教えます!

歯を原因として発生する口臭と言えば、歯槽膿漏のイメージが強いですが、実はそれだけではありません。銀歯や差し歯を原因としてニオイを発する口臭もあるのです。

アナタも何年も前に付けた銀歯がポロッと取れた時の、あのニオイ覚えていませんか?今回は、なぜ銀歯や差し歯が口臭も元となるのか、その原因と対策について見てゆくことにしましょう!

銀歯や差し歯が口臭に繋がる原因5つ

銀歯や差し歯が口臭に繋がる主な原因を5つあげてみました。歯の仕組みについての新たな発見もあるかもしれません。

汚れの磨き残し

銀歯には、よく虫歯治療などで歯を削った時に使われるインレーと、より広い部分の覆いをするためのクラウン、そして、歯を失った場所に、何本かの歯に橋をかけるようにして被せるブリッジの3つのタイプがあります。銀歯にはプラークが溜まりやすい場所というのが存在しています。

銀歯の表面は細かい傷が付きやすくなっているため、付いてしまった傷に細菌が溜まってプラークがくっつきやすくなるんです。また、その性質上年月が経過すればするほど汚れが溜まる場所が増えると言えます。

そして、ブリッジを付ける時に使うポンティックと呼ばれる仮の歯と歯茎の境の隙間や、ポンティックの底の部分も磨き残しが起こりやすい場所です。また、歯と銀歯のわずかな隙間を狙って細菌が入り込んでしまいます。

接着剤が溶け出してしまう

歯に銀歯を付ける時はセメントというものを使います。しかし、このセメントのはたらきは、ぴったりとくっつけるわけではなく、歯と銀歯の間にできる隙間を埋める目的で使用されます。このセメントですが、歯や銀歯ほど硬くないため、歯と銀歯の重圧で壊されやすくなってしまいます。

また、このセメントですが、温度の変化で壊れやすくなったり、唾液に溶ける性質も持ち合わせています。ご飯を食べている時にガリッとした音がして、口から出して見ると、このセメントが壊れて一部が出てきたという経験がアナタも一度はあるのではないでしょうか?

虫歯(二次虫歯)

銀歯などの詰め物を使った治療後、年月が経過すると詰め物に使った材料もくたびれてきます。また、詰め物を入れたときにしっかりと適合していなかったりした場合など、詰め物の周りの隙間に虫歯ができてしまいます。これを二次虫歯と言います。

また別名二次カエリエスとも呼ばれます。この二次虫歯は虫歯治療の中でもその割合は多い傾向があります。

また、二次虫歯は見えにくい場所にできることが多く、気づいた時には大掛かりな治療が必要な状況になっていることもあります。虫歯治療をするたびに二次虫歯の発生を繰り返していくことが修復サイクルと言います。最終的には抜歯に向かいますので、注意深くケアしてゆきましょう。

結果的に歯を長く守るためには、良い材質のものを選んでお手入れしながら長年使っていけるような治療法を取り入れるのが良いでしょう。

差し歯の土台が割れてしまう

歯の根っこ部分に土台を差し込み歯を作るのが差し歯です。この歯の根っこが割れてしまうことがあるんです。割れた時にできた隙間から、細菌が入り込んで増殖し腐ってくると口臭になることがあります。

細菌はわずかな隙間を見つけると入りこんで悪さをしようとする性質があります。このため、歯磨きの時も細かい隙間まで、いかに磨くかということも大切になってくるんです。

銀歯や差し歯の腐食

被せ物に使う銀歯の材質は様々ありますが、保険の範囲内で選ぶか保険外で選ぶかでも大きくその品質が変わってきます。良いものだと、長年使っていても腐食しない金合金なども使いますが、保険の範囲内での治療にしようと思うと銀合金などを使用します。

この銀行金を使った場合は年月とともに劣化が進んで腐食し、黒ずんでゆきます。

銀合金を使った場合は、年月とともに歯と被せものや詰め物との間に隙間ができて、その隙間から悪玉菌が忍び込みます。また、銀歯の腐食部分はプラークの格好の住処となります。材質による違いは、差し歯についても同じことが言えます。

差し歯は保険内で作れるのが、「レジン前装クラウン」ですが、こちらは、自然の歯と色との色あいが不自然だったり品質的にも年月とともに劣化がさけられません。

しかし、保険外の「オールセラミッククラウン」や「セラミッククラウン」を使った場合は、とても自然な色合いになり、歯茎へのダメージも少なく、長持ちさせることができます。材質選びによって、その後の歯の運命が大きく変わると言えそうです。

銀歯や差し歯をキレイに保つには?

以上のような理由から、銀歯や差し歯が口臭を発生する可能性を孕んでいることを確認してきました。常に良い状態をキープし続けることができれば、口臭の発生を抑えることができそうですね。次に、どのような方法で、ケアをしてゆけばいいのかを見てゆきましょう。

定期的な歯科検診

まずは、定期的な歯科検診が上げられます。『歯医者は虫歯になった時に行くもの』と思っていませんか?実は、虫歯や歯周病、口臭などの歯のトラブルが起きないために歯医者に通うことをオススメしている歯医者さんが非常にたくさんいるんです。

定期的な検診としては、3ヶ月に一度(もしくは半年に一度)ほど、歯の状態をチェックするとともにクリーニングを受けるのが良いです。

歯医者さんでのクリーニングでは、PMTCと言われるクリーニングが一般的です。これは、専門の機械を使った歯のクリーニングですので、自宅でのブラッシングでは落とせない部分の汚れまで落とすことができます。

また、二次虫歯を生まないためにも、銀歯と歯の間に虫歯ができていないかのチェックもこの時にしてもらうのが良いでしょう。二次虫歯がやがて抜歯につながっていくことを考えると、3ヶ月に一度の検診とクリーニングはとても賢い選択と言えます。

毎日のケア

歯医者さんでのクリーニング以外は、自分で毎日ケアをする必要があります。とくに、銀歯を詰めた場所というのは、プラークが溜まりやすい場所であったと言えます。また、銀歯を入れる治療によって、さらに隙間や死角が生まれていますので、磨きにくい場所ほど丁寧にブラッシングするのが良いでしょう。

歯医者さんによっては、自分のブラッシングにどんな癖があるのかまでチェックして、正しいブラッシングに修正するアドバイスを行っているところも多くあるので利用してみると良いでしょう。

マウスウォッシュ

時間が取れない時は、マウスウォッシュによるうがいで代用しましょう。マウスウォッシュは口の中で暴れる細菌を殺す効果があるので、口臭を防ぐことにもつながります。また、歯周病菌を殺菌する効果があるものもあります。歯磨きの時間が取れない時など賢く利用して口臭や歯周病を予防しましょう。

歯間ブラシの使用

銀歯と歯の間のわずかな隙間にプラークが入り込みやすいとお伝えしてきました。日々のブラッシングでは、こういった細かいところのお手入れをすることが何よりも大切ですが、歯ブラシでは届かない部分の汚れもあります。そういった時に役に立つのが、歯間ブラシです。

狭い隙間には、デンタルフロスを使って、大きめの隙間には歯間ブラシと使いわけるのが良いでしょう。隙間にプラークが溜まって虫歯や口臭の原因になるので、これらの細かいところまで届くものを使うことで、事前にトラブルを食い止めましょう。

まとめ

銀歯や入れ歯は、その隙間や年月によって傷付いた場所にプラークが忍び込み虫歯・歯周病・口臭の原因になっていることを見てきました。

傷つきにくい素材のものを選ぶことが口臭対策にも効果がありますので、歯の治療では、保険内の治療だけを選択するのではなく、長い目で見て、歯の健康を守れるものを選ぶのが良いかもしれませんね。

一度保険治療で行った治療の材質を後で良くすることもできる歯医者もありますので、気になる人は一度相談してみましょう。